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PROLOGUE
今回ご依頼いただいたのは奥様が嫁いだ時にお母様から頂いた桐箪笥。
大切に使われてきたその姿はとても美しく「凛」とした静けさの中に、包み込むような優しさがある。
その美しさゆえに、リメイクとしてどこまで手を加えて良いものか。頭を悩ませた。
リメイクとは「その物と人の思いに寄り添う事」だと、わたしたちは考えます。
これからご紹介しますのは、そんな 物と 人と 未来を繋げる 新たなリメイクストーリーです。
スタート
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TV BOARD
子供たちが独立した今、引っ越しを期に夫婦二人の生活にあった道具として、これからも桐箪笥を使い続けたい。
真っ先にリメイクの題材に思い浮かべたのは、モダンな空間にピタっと収まる洋風なテレビボードでした。
桐箪笥特有のデザインを活かしつつ、砥の粉仕上げを洗い落として、新たに塗装を加える。それは、リストリーだからこそできる「フレンチポリッシュ」空間の光を吸収して独特の輝きを放つアンティーク塗装仕上げ。
「凛」とした美しさに温かみある自然塗装を加え、重厚感のある雰囲気を造りだします。
ふた棹ある桐箪笥のうち、観音扉を除いた4つのパーツを横に並べて新居のリビングルームの主役になるような、
「和」の代名詞、桐箪笥を 「洋」の発想とデザインで、世界にひとつだけの作品に仕立てていきます。
桐箪笥リメイク|箪笥リメイク|加工前
桐箪笥リメイク|箪笥リメイク|加工後
桐箪笥リメイク|箪笥リメイク|加工前
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