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HOME ▶ RESTORATION repair ▶ Table & Desk ▶ アンティークオケージョナルテーブル天板の輪染み除去

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〈ANTIQUE Occasional Table REPAIR WORK〉
アンティークオケージョナルテーブル天板の再塗装修理
今回ご紹介するのはコップの輪染み、
花瓶の底跡がびっしり付いてしまったオケージョナルテーブル天板の再塗装。
ホテルや結婚式場など花台として頻繁に使用しているテーブルはこういった水ジミができやすいので、
花瓶の下にはクロスやフェルトなどで天板を保護する事をおすすめします。
――BEFORE 商業施設で使用されているアンティークオケージョナルテーブル。オケージョナルテーブルとは普段使いのメインテーブルとは違いサブテーブルとして使われるテーブルの事です。必要に応じて用途が変わります。



ご覧頂いてもわかるように、表面には無数の輪染みができています。
まずは剥離剤で表面のコーティングを輪染みや汚れごと剥がしていきます。
表面の塗装を落としたら、しっかりとサンディングをかけます。

ここから新たに着色して既存の色に近づけていきます。
最初はなるべく薄めの色から着色すると思いの色に合わせやすいです。
すっかり輪ジミも水垢も着色も落ちて木はだが綺麗に出てきました。この時に下地に付いた傷や穴を木パテで埋めておくと、仕上がりが綺麗になります。

当店では着色に水性の天然顔料を使用しています。
木にも、使い手にも、双方の健康を害さないように。
そして、次の修理を行う時の事まで考えて。
家具の人生はながいですからね。
着色で色を整えた後、ウレタン塗料(クリア)でコーティングします。
フレンチポリッシュの場合は何度も塗り重ね、アンティーク家具独特の風合いにするまで長い時間がかかりますが、
こうした商業施設での過度な使用に耐えるにはウレタン塗装のような硬くて丈夫な塗膜が必要になりますので
今回はウレタン塗装で仕上げました。
――AFTER ウレタン塗装での塗膜を形成したのち、ワイヤーウールで表面のわずかなざらつきをなくし、手触りのよい仕上がりに調整します。最後は天然ワックスで磨き上げれば完成です。



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